子育て中に取れる資格

子育てのために一時退職をした時間を有効に活用

結婚前に仕事をしていたという女性で、子育てに専念するためにそれまで勤務していた会社を辞めたという人は多く見られます。

大企業や公務員などではしっかりした福利厚生制度があることから育休中の給料が保証され、復帰後のポストも用意されているということもありますが、社会全体で見ればそうした恵まれた環境はごく一部です。

また仮にそうした福利厚生制度があったとしても、会社の事情のためにどうしても辞めざるを得なかったり、自分自身の適性や希望から一時退職を選択をするということもよくあります。

退職をして子育てをすると安心して時間をかけて子供と向き合うことができる反面で、将来の経済的不安を感じるものです。

子供が小学生くらいにもなると再就職を考える人も多く、家計収入の増加だけでなく社会活動に参加をすることでより人生を充実させていくことができます。

しかし長年のブランクがある職探しにおいては、どうしても企業から求められるスキルを満たすことができない事もあるものです。

またより自分らしく勤務をするために、できれば就業条件を選びたいというふうにも考えるところでしょう。
そこでおすすめになるのが子育て中の資格取得です。

子育ては決して暇の多い家事ではありませんが、自宅である程度自由に時間が使えることから、上手に学習を進めていけばかなりの難関資格の合格も夢ではありません。

女性に人気のおすすめ資格

子育て中の女性に取得がおすすめになる資格はやはり子供や子育てに関することです。
自分自身の子育て経験に直接活かすこともできますし、その経験を職業につなげていくこともできるため非常に便利でしょう。

具体的には「チャイルドマインダー」や「乳幼児教育アドバイザー」「食育インストラクター」などの民間資格です。

一般企業に勤務を希望している場合には「MOS」や「簿記検定」「FP(フィナンシャルプランナー)」資格などがあると事務職の求人に有効となります。

より専門的な事務業務に就業するための資格として「医療事務」「調剤薬局事務」「介護事務」といったものもあります。

これらは診療報酬や介護報酬を請求するという、一般企業の経理業務とは異なる技能が必要になることから給与面で有利になることが多く、女性に人気の職種です。

ブランクが長い人の場合には直近でこれらの資格を取得していれば「就業への意欲が高く、知識も新しい」と人事担当者にアピールすることが出来るでしょう。

難関資格である「税理士」や「行政書士」などを目指して、コツコツ勉強する子育て中の主婦の方もいます。
将来どういった仕事に就きたいかということを具体的にイメージすることで、モチベーションを維持できるのではないでしょうか。