子どもに教えたい”テーブルマナー”のススメ

システムキッチン

外に出た時に恥ずかしい思いをします

外食をした時に子どもが手づかみで食べ物を口に入れようとしたので、慌てて止めさせたという経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
いざという時にきちんと食べることができなければ親として恥ずかしい思いをすることになりますし、子ども自身が成長した時に恥ずかしい思いをするかもしれません。
しかし、厳しく叱りつけながら正しい食事の仕方を教えようとすると、食べることが苦痛に感じられることになるかもしれません。
あくまでも食事は楽しく摂るものであるため、食事のマナーも楽しみながら教えるようにしたいものです。

できることから少しずつ

子どもに教えたいテーブルマナーとしては大人のような正式な食事マナーをいきなり教えるのではなく、子どものできることから少しずつ覚えてもらうようにしてください。
日本人の場合は食事の前に必ず「頂きます!」と言いますが、何気なく言っている言葉ではなく深い意味が存在していることを親が知っていなければいけません。
この言葉には食事を作ってくれた人、食材を作ってくれた人などに対する感謝を込めることと、食材そのものに対して感謝する気持ちを込めて言うものです。
特に食材に関しては「命をいただきます」という意味があるので、食事は命をいただくことで自分の命に替えているという意味が存在しているのです。

子どもに対してこのような意味を説明してもきちんと理解してもらえないかもしれませんが、きちんと食事の挨拶を覚えることが大事であることを根気よく教えてください。
また、家族が揃って食事をいただくことは楽しくて幸せな事だとわかってもらえるようにしたいものです。

親が良い見本になる

子どもにテーブルマナーを教えるためには親が正しいテーブルマナーを身に着けていなければいけません。
食事をしている時に口を開けてクチャクチャと音を出しながら食べている人もいますが、この食べ方を子どもも真似をしてしまうとなかなか矯正するのが難しくなります。
親自身も改めて自分のテーブルマナーは間違っていないかと客観的に確認してみることが大切です。

特に良いお手本にするべきなのが箸の持ち方です。
箸を上手に使えるようになるまでには地道に練習をしなければいけませんが、大人になってもきちんと箸を使えないままになるので子どものうちからしっかり教えるようにしてください。
子どもに正しい箸の持ち方を教えるためには、大人が良いお手本にならなければいけないので、自分の箸の持ち方がおかしくないか確認しましょう。

子どもに箸の使い方を教えても、最初から上手に使えるものではありません。
まずは箸を使って食べ物を口に運ぶという動作ができるようにして、少しずつ箸の動かし方を教えるようにしてください。