オーガニックコスメとは
もともと肌の弱い人にとってはメイク用品を選ぶのも一苦労です。
オーガニックコスメはそんな肌質が弱い人向けの製品で、市販されているメイク製品とは異なり、防腐剤や香料などの化学物質を含まないもののことを言います。
また、化粧品の原材料として使用している成分を、化学肥料や農薬などを用いずに使っているということも特徴の一つとなっており、まさに天然素材をそのままメイク用品にしたというところに特徴があります。
もともと「オーガニック」という言葉は食品を示すものとして用いられてきており、有機野菜のことをオーガニック食品と呼ぶこともあります。
化学物質を用いないことにより有害なものを体の中に入れないというところにメリットがあるとして、オーガニック食品は現在幅広く流通するようになりました。
食品に関しては何を持ってオーガニックと呼ぶかについて厳しい規定がありましたが、口に入らない化粧品については規定が遅れていました。
2001年に環境NGO団体であるアイシスガイアネットによって始めて日本でオーガニックコスメが販売されたのですが、その後遅れること2007年にようやく「日本オーガニックコスメ協会」が発足しました。
これまでメイク製品の市販品は石油を原料とした合成成分で作られているのが常識だったのですが、オーガニックコスメの登場により「肌に優しい化粧品」というジャンルが登場することになったのです。
魅力、使用方法
オーガニックコスメの最大の魅力は、化学物質が含まれていないことにより、肌に刺激が少なく有害物質が体内に入り込むことを防げるという点です。
ただし、注意をしておきたいのがオーガニックコスメとして販売されているものであっても、完全に化学物質がゼロという訳ではないことです。
というのも、特定の化学物質については世界オーガニックコスメの認証機関の基準で混入することが許可されているので、ごく微量ではありますが含まれていることがあります。
また、完全に天然成分であるということが反対に、特定の成分にアレルギーを持つ人に害になることがあります。
それらを踏まえて用いてもらいたいのがオーガニックコスメとなりますが、基本的には肌に優しく従来までの化粧品の概念を大きく覆す役割をしてくれるでしょう。
オーガニックコスメは天然成分由来であることから、長時間肌の上に乗っていてもそれが肌を傷めることにならず、逆に使うことにより肌質を改善していくことができます。
使い始めの時にはオーガニックコスメは通常のメイク品と比較してかなり肌触りなどが異なるので、うまく使いこなせるようになるまでちょっと時間がかかるかもしれません。
ですが慣れてくれば大変快適なメイク製品なので、肌質に悩む人はぜひ利用をしてみてください。
