寮母さんのお仕事は主婦やシニアにぴったり?

マンション

寮母さんのイメージ

住み込みの管理人さん、といえば、年代にもよりますが、「めぞん一刻」のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。今では下宿を提供することはほとんどなくなりましたが、住み込みの管理人という職業は今でも残っていて、マンションでは、住み込み管理人のお仕事もあります。

そのなかでも「寮母さん」といえば、たいていは学生寮・学生マンションや社員マンションで働く女性を指します。男性の場合は、寮母さんではなく、「寮長さん」とか「寮父さん」と呼ぶそうです。寮母さんは、寮の設備管理や寮生の健康管理をする仕事です。交代制、もしくは住み込みで寮を管理します。

寮母さんのお仕事は?

寮母さんのお仕事は、ざっくりと以下のように分けられます。

  • 受付:居住者とのコミュニケーション、電話対応、訪問客(学生の父母や学校関係者等)の対応、郵便物の受け取りなど
  • 清掃:共用部分の清掃など
  • 安全確認:各種設備の点検、施錠確認、朝や深夜の巡回、防火管理業務など
  • 報告・連絡:日報作成、居住者への通知文書の作成・配布、緊急時の報告など

主婦やシニアの強みを活かすことができる寮母さんのお仕事

寮母さんは、基本的に40代以上の方が求められる傾向があり、中高年の方の方が活躍しやすいお仕事だといえます。通常中高年に差し掛かると、転職をしようにもなかなか採用には至りませんが、寮を管理するお仕事は、未経験からのスタートでも活躍できるのでおすすめです。中には、60歳を超えて採用される方もいます。

合わせて読みたい記事»主婦歓迎の求人を探す方法とは?

シニアの方が向いているわけ

寮母さんは学生さんや社員さん一人ひとりと接して、食事に気を配ったり、体調不良があれば病院に連れて行ったりと、世話を焼くお仕事でもあります。また、さまざまな寮生や入居者にマナーを守らせたり、入居者同士のトラブルにも介入したりします。時には、入居者のおしゃべりに付き合ったり、相談に乗ったりすることもあるでしょう。

そのため、人生経験が長く、対人関係の構築に慣れており、さまざまなトラブルや困難をあらかた経験したシニアのほうが、うまく対応しやすいのです。

子育てが一段落してから、「夫婦で一緒に働ける仕事はないか」とか「生活コストをできるだけ抑えて暮らしたい」とか「寂しくなるので人と接する仕事がしたい」という方は、寮の管理人のお仕事というセカンドキャリアを目指してもいいかもしれません。